【国際交流に向けたセミナー開催】姉妹LOM締結から学ぶ、郡山青年会議所の新たな可能性

5月30日、国際交流に向けたセミナーを開催しました。

本セミナーは、国際交流に触れる機会が限られているメンバーに対し、海外LOMとの姉妹締結を通じた国際交流の仕組みや可能性を学ぶことを目的に実施しました。

第1部では、公益社団法人日本青年会議所 国際グループ グローバルアライアンス構築委員会より、姉妹LOM締結の制度や締結までのプロセスについてご講演いただきました。

第2部では、2024年に台湾・太平(タイピン)青年会議所と姉妹LOM締結を実現した一般社団法人泉青年会議所より、実際の経験をもとにご講演いただきました。

さらに、第3部では、メンバー同士によるグループディスカッションを実施し、「郡山青年会議所に国際交流はどのような可能性をもたらすのか」「どのような地域と、どのような交流を進めていくべきか」について意見を交わしました。

国際交流を「知る」だけではなく、「自ら関わる可能性を考える」機会となった、有意義なセミナーとなりました。

理事長挨拶 国際交流が生み出す新たな価値

冒頭では、大越理事長より挨拶が行われました。

本年度の基本方針の一つとして掲げる国際交流について触れられ、「海外との交流そのものが目的ではなく、その経験をどのように郡山青年会議所や地域へ還元していくかが重要である」と述べられました。

また、異なる文化や価値観に触れることで新たな気付きを得ることができ、それが今後のまちづくりや人財育成にもつながっていくことへの期待が語られました。

続いて、広報渉外委員会 委員長 石黒恵太郎君より、本事業の趣旨説明が行われました。

本事業は、国際交流について知識を深めるだけではなく、「郡山青年会議所としてどのような国際交流ができるのか」を一人ひとりが自分事として考えることを目的として開催したことが共有されました。

第1部 公益社団法人日本青年会議所 国際グループ グローバルアライアンス構築委員会姉妹LOM締結までのプロセスを学ぶ

第1部は、公益社団法人日本青年会議所 国際グループ グローバルアライアンス構築委員会 委員長 神園久二子君、副委員長 男城月菜君を講師に迎え、WEB形式で実施されました。

今年度、海外姉妹LOM締結に向けた支援を担当されている委員会として、姉妹LOM締結までのプロセスについてご講演いただきました。

講演では、姉妹LOM締結は短期間で実現するものではなく、2~3年の期間を要することも珍しくないことが説明されました。

また、日本青年会議所へ提出する仮締結書や締結報告書、年1回の活動報告書など、締結までの手続きについても紹介されました。

さらに、年度をまたぐ取り組みとなることから、担当者が変わっても継続できるよう、丁寧な引継ぎが重要であることも共有されました。

そのなかで特に印象的だったのは、「姉妹LOMを締結すること」が目的ではなく、「締結後にどのような価値を生み出していくのか」が最も重要であるというお話でした。

相手に自分たちがどのような組織であるかを説明するツイニングフォームをどのように記載すると良いかについても紹介され、姉妹LOM締結に向けた具体的な仕組みを学ぶ機会となりました。

第2部 一般社団法人泉青年会議所 実体験から学ぶ国際交流の可能性

第2部では、2024年に台湾・太平(タイピン)青年会議所との姉妹LOM締結を実現した一般社団法人泉青年会議所より、寺島潤先輩、髙橋大地君にご講演いただきました。

また、今回お話をつないでくださった林屋陽一郎先輩もオブザーブとして来ていただきました。

講演では、姉妹LOM締結を目指した背景や想い、締結までのプロセス、そして実際に交流を進めるなかで得た経験について共有いただきました。

元々姉妹締結をしていたLOMがあったが、姉妹締結していてもお互いのコミュニケーションが少なく、LOM内でも「何をすればよいのかわからない」という状況が続いたことが率直に語られました。

JCの組織として国際交流を行いたいという想いから候補先を探した結果、縁のめぐりあわせで新たな姉妹LOM締結をすることができた。

また、共通する課題をきっかけとして国際交流へ発展し、国や地域を決めることよりも、「何を目的に交流するのか」が重要であることが共有されました。

一方で、理事長や担当者の交代によって交流が停滞することもあるため、継続して交流できる体制づくりの重要性についても語られました。

最後に、「縁だけではなく勢いも大切である」とメッセージが送られ、参加者にとって国際交流をより身近に感じられる講演となりました。

第3部 興味のある地域ごとに考える国際交流

第3部では、グループディスカッションを実施しました。

開催前には現役会員に対して事前アンケートを実施し、「国際交流をするなら、どのエリアがよいと思うか」という設問への回答をもとに班を編成しました。

同じ地域に興味をもつメンバー同士で班を構成することで、「なぜその地域と交流したいのか」という想いを共有しながら、より主体的な議論ができる設えとなりました。

エリア A: アフリカ・中東 1班

エリア B:アジア・太平洋 2班

エリア C:アメリカ 2班

エリア D:ヨーロッパ 1班

計6班にわかれてディスカッションを行いました。

また、入会年次の浅いメンバーを中心に書記や発表者を担ってもらうことで、議論を整理し、自らの言葉で発信する機会も創出しました。

ディスカッションでは、

  • 国際交流が郡山青年会議所にもたらす可能性
  • どの国・地域と交流を進めたいか
  • 海外LOMとの関係をどのように構築していくか

について活発な意見交換が行われました。

さらに、「交流したい」という想いだけではなく、「実際にどのようなアクションを起こすことができるのか」という視点でも議論が進められました。

各班からは、

  • オンライン交流から始める
  • 郡山の文化や特産品を紹介する
  • 青少年交流を実施する
  • 海外LOMの事業へ参加する
  • お互いの地域課題を共有しながら交流を深める

など、実現可能なアイデアや将来を見据えた提案が数多く発表されました。

最後には班ごとに議論内容を発表し、それぞれ異なる視点から国際交流の可能性を共有しました。

今回行ったディスカッションは報告書としてまとめて、今後郡山青年会議所が国際交流を検討する際の貴重な資料として活用していきます。

国際交流は、新たな郡山の未来につながる

今回のセミナーでは、姉妹LOM締結の制度や実際の事例を学ぶだけではなく、「自分たちならどのような国際交流ができるのか」を主体的に考える機会となりました。

講演を通して得られた知識と、グループディスカッションで交わされた多くの意見は、国際交流を「誰かが行うもの」ではなく、「自分たちが関わることのできる運動」として捉えるきっかけとなりました。

また、参加者一人ひとりが具体的なアクションを考えたことで、郡山青年会議所における国際交流の可能性や、新たな価値創出への道筋について考えを深めることができました。

今回得られたアンケート結果やグループディスカッションの報告書は、今後の国際交流を検討する際の重要な資料として活用されます。

国際交流は、異なる文化や価値観を知るだけではなく、人財育成や視野の拡大、さらには地域の新たな魅力創出にもつながる可能性を秘めています。

今回のセミナーで得られた学びを礎に、郡山青年会議所における国際交流のあり方について、引き続き検討を重ねてまいります。