【郡山観光・食・文化を学ぶ】「郡山ってどんなところ?地元の魅力発見会!」開催 多角的な視点から郡山の魅力を再発見
5月19日、郡山市労働福祉会館 大ホールにて、郡山の観光・食・文化の魅力を再発見する「郡山ってどんなところ?地元の魅力発見会!」が開催されました。
本事業では、椎根健雄郡山市長をはじめ、各分野で活躍されている講師の皆様をお招きし、郡山市の現状や魅力、今後の可能性について講演とパネルディスカッションを実施しました。
また、郡山の伝統文化に触れていただく取り組みとして、郡山の民芸品である「張り子」の絵付け体験も行われ、多くの来場者に郡山の魅力を体感していただく機会となりました。
開会・主催者挨拶 郡山の魅力を“自分事”として考える機会に
冒頭では大越理事長より主催者として挨拶が行われました。
郡山は「交通の要衝」として多くの人や文化が交わる地域でありながら、その魅力を地域住民自身が改めて認識し、発信していくことが重要であることが述べられました。 また、本事業を通して、市民一人ひとりが郡山の魅力を再認識し、「どのように郡山を未来へつないでいくのか」を考えるきっかけとしてほしいという想いが共有されました。

主催者挨拶後には、新城委員長より、本事業の趣旨説明が行われました。
本事業は、郡山に住んでいるからこそ見落としがちな地域の魅力を改めて知り、市民一人ひとりが“郡山らしさ”を再発見する機会として開催したことが説明されました。
また、観光や食、文化など、多角的な視点から郡山を学ぶことで、自分たちのまちに対する理解や愛着をさらに深めてほしいという想いが共有されました。

郡山市長講演 郡山第7次総合計画から考える、これからの郡山
はじめに、椎根健雄郡山市長より、郡山第7次総合計画の内容を中心にご講演いただきました。
講演では、基本方針である「選ばれるまち」「暮らしの充実・笑顔になれるまち」「経済の活性化」を実現するために、郡山市としてどのような取り組みを行っているのかが語られました。
「選ばれるまち」に向けては、交通の利便性や地域資源を活かしながら、多くの人に郡山を訪れていただき、住みたい・働きたいと思っていただけるまちづくりを推進していることが共有されました。
また、「暮らしの充実・笑顔になれるまち」という視点では、市民一人ひとりが安心して生活できる環境づくりや、子育て・教育・福祉など、日常生活に密接に関わる施策について説明がありました。
さらに、「経済の活性化」に向けては、地域産業や観光、農業など郡山市がもつ強みを活かしながら、持続的な地域経済の発展につなげていく必要性が語られました。
講演を通して、郡山市が将来どのような方向を目指しているのか、そして行政としてどのような視点でまちづくりを進めているのかを学ぶ貴重な機会となりました。
本年度は、理事長との対談にもご協力いただいております。対談の内容につきましては、こちらよりご覧ください。
郡山観光の可能性 “観光でつながり、選ばれるまち郡山”へ
観光分野については、郡山市文化スポーツ観光部観光政策課より講演が行われました。
本年度の観光施策では、「ふくしまデスティネーションキャンペーン」を好機とした観光誘客の促進に取り組んでいることが説明されました。
その中で、“観光でつながり、選ばれるまち郡山”をテーマに、新たな挑戦を進めていることが共有されました。
郡山は交通の利便性に優れる一方で、「通過するまち」として見られることも多い地域です。しかし、そのなかで「訪れたくなるまち」「滞在したくなるまち」へと変化していくために、地域資源や文化、人とのつながりを活かした観光施策を展開していることが語られました。

郡山の食文化と地域資源 あさか舞・鯉・ワイナリーなど、郡山の“食”に込められた地域の魅力
食分野については、郡山市農商工部農業生産流通課より講演が行われました。
講演では、郡山市の農林水産物における地域特性について説明があり、市内の各地域でどのような野菜、果樹、畜産が行われているのかを学ぶことができました。
さらに、郡山ブランド米「あさか舞」をはじめ、鯉、ワイナリーなど、郡山が誇る“食”の魅力についても紹介されました。
普段何気なく触れている地域の食文化について、その背景や生産環境を知ることで、改めて郡山の豊かな地域資源を再認識する時間となりました。

パネルディスカッション 「通るまち」から「訪れるまち」へ ― 郡山の魅力をどう発信していくか
講演後には、「『通るまち』から『訪れるまち』へ」をテーマとしたパネルディスカッションが行われました。
本パネルディスカッションでは、椎根健雄郡山市長をはじめ、郡山の観光・文化・地域づくりをけん引されている皆様をパネリストとしてお迎えし、市民が多角的な視点から郡山の魅力を感じ、新たな発見を得る機会として実施されました。
ファシリテーターは、馬場副委員長が務め、郡山の観光や文化、地域資源の可能性について活発な意見交換が行われました。
パネリスト
- 郡山市長 椎根 健雄 様
- (一社)磐梯熱海温泉観光協会 菅野 豊晴 様
- (株)デコ屋敷大黒屋 橋本 彰一 様
- (一社)地域おこし協力隊活動推進協会 佐藤 恵美 様

ディスカッションでは、「なぜ郡山は“通るまち”になってしまうのか」というテーマについて、それぞれの立場から意見が交わされました。
磐梯熱海温泉観光協会の菅野様からは、「情報の届きにくさ」が課題の一つであるとの意見がありました。
一方で、佐藤様からは、「人をきっかけに郡山へ来るケースはある」という話があり、人とのつながりや地域で活動する人そのものが、観光や地域の魅力発信につながっていることが共有されました。
また、橋本様からは、「地元に住んでいると当たり前になってしまう」という視点が語られました。
郡山のローカルフードとして知られる“クリームボックス”も、地域外から見ると魅力的な文化であることを例に挙げながら、「まずは地元の人が地元を知ることが重要である」と述べられました。
椎根市長からは、「新幹線が停車する駅をもつこと自体が大きな強みである」と語られました。
交通の利便性は郡山の大きな特徴であり、その強みを活かしながら、どのように滞在型観光へつなげていくかが重要であることが共有されました。
また、菅野様からは、磐梯熱海温泉についても紹介がありました。
磐梯熱海には約800年の歴史があり、温泉は肌への浸透性が高く、心の疲れを癒やす効果も期待できることが説明されました。 さらに、萩姫伝説に登場する「500番目の川」について、実際に数えたところ511本存在していたというエピソードや、「深沢の名水」と呼ばれる水資源についても紹介され、同じ郡山市内でも地域によって水が異なるという興味深い話が共有されました。

橋本様からは、デコ屋敷における新たな取り組みについても紹介がありました。
伝統的な張り子文化を守るだけではなく、ポケモンの「ラッキー」をモチーフにした張り子制作や、クリームボックス専用ボックスなど、新しい発想を取り入れたものづくりを行っていることが共有されました。
また、市長からは、海外からの観光客がデコ屋敷での体験を非常に楽しんでいるという話もあり、「体験型コンテンツ」が郡山の魅力の一つになり得ることが語られました。
佐藤様からは、「他県から来たからこそ感じる郡山の魅力」についても話がありました。
特に、「お米がおいしい」という点は非常に印象的であり、日常にある食文化そのものが大きな地域資源であることが共有されました。
また、ラッキー公園や逢瀬公園など、公園環境が充実していることも、郡山の魅力として挙げられました。
そのほかにも、「誰か一人が発信するのではなく、それぞれが地域の魅力を発信していくことが重要である」という意見や、「地元民が地域の一番のファンになることが重要である」という言葉も共有され、多くの参加者にとって印象的な時間となりました。
最後に椎根市長からは、姉妹都市である鳥取市の「砂丘ミュージアム」の事例が紹介されました。
当初は赤字だった施設も、インバウンド需要を契機に黒字化したことに触れながら、「郡山にはもっと多くの魅力がある」と語られました。
そして、「都会化を目指すのではなく、郡山が元々もっている魅力を発信していくことが大切である」という言葉で締めくくられました。

ワークショップ 郡山の伝統工芸「張り子」に触れる体験の時間
パネルディスカッション終了後には、(株)デコ屋敷大黒屋 橋本彰一様を講師として、郡山近郊に古くから受け継がれてきた伝統工芸「張り子」の絵付け体験ワークショップが実施されました。

参加者は思い思いに色を塗りながら、郡山に根付く文化を“体験”という形で学ぶ時間となりました。実際に手を動かして触れることで、伝統文化の価値や魅力をより身近に感じる機会となり、会場には多くの笑顔があふれていました。
今回の事業では、講演やパネルディスカッションを通して郡山の観光や食、文化について学ぶだけではなく、ワークショップを通して“実際に体験する”ことで、より深く地域を知る学びの機会となりました。
郡山に住んでいると当たり前になってしまう文化や魅力も、改めて触れ直すことで、その価値を再認識することができます。そして、その魅力を市外や県外の方々へ伝えていくことが、これからの郡山の魅力発信につながっていくのだと感じられる時間となりました。

地域を知ることが、未来のまちづくりにつながる
今回の「郡山ってどんなところ?地元の魅力発見会!」は、郡山市の魅力を再発見するだけでなく、「これからの郡山をどう創っていくのか」を考える機会となりました。
現役会員にとっても、市民の皆様とともに郡山市の現状や課題、そして今後の可能性について学ぶことで、JC運動・活動における新たな気づきや学びを得る貴重な時間となりました。
観光、食、文化、人とのつながり――。 今回の事業を通して、多くの参加者がそれぞれの視点で“郡山らしさ”を感じる機会となりました。
最後に、あなたにとって――
「郡山ってどんなところ?」



